美しい決算書と新卒3年後定着率100%の会社

実はコンサルを名乗る方と距離が近い感じにはなりづらい気がするんです。分かってはいるのですが原因は私です。疑い深い性格ではないと思うのですが、どうもコンサルと名乗る方とはあまり長続きしないんですよね。たぶん原因は私の過去の学びの時間にあると思います。

 

評論家とコンサルは全く異なりますが、何となくですが近い空気感をまとっている気がするんです。評論家さんもコンサルさんもその仕事に誇りを持っているでしょうし、生計を立てているでしょう。誤解して欲しくないのですが、嫌いでもないし否定的というつもりもありませんからね。

 

さてさて、今回は美しい決算書について。

美容室と製造業

たまに聞きますが美しい決算書という表現。これは金融機関からの見栄えという意味でしょう。リンクした記事に書いてありますが「美しい決算書とは、安全性と収益性の両方がバランス良くとれた決算書」だそうです。

 

私のお客様に精密機器を作る工場を経営をされている社長さんがいらっしゃるのですが、製造業の世界では高価な機械の数々が勝敗に影響するそうです。その高価な機器の使い手が職人さんであり、機器と職人さんの技術によって受発注は異なるそうなんです。そのひとつの機器は数千万から億単位にもなるそうです。

 

一方で弊社のほとんどのお客様が美容室さんなのですが、高価な機器というよりは、おしゃれな内装デザインとお客様が座るセット椅子やシャンプー台などが製造業の機械にあたるものでしょう。製造業の社長さんに美容室の設備投資額を伝えたらとても羨ましいと言っていました。

製造業の決算書と美容室の決算書

私は税理士ではありませんが、製造業の会社の決算書も、美容室の会社の決算書も拝見します。全く異なるBSとPL。償却資産の金額も償却期間も全く異なる内容です、売掛や手形も多い製造業の決算書は日頃美容室の決算書ばかり見ているとちょっと驚く感じもあります。しかし共通している事もあります。それは決算書に記載されない人財という重要な資産。

 

もちろん金融機関は人財の価値を決算書からはあまり読み取れないでしょう。では美しい決算書の源泉、つまり誰が美しい決算書を創り上げる原子になっているかと考えると、やはりそこには従業員が居てくれるからこそのことですよね。税理士さんの実力で、社長の実力で綺麗に「まとめる」事はできるかもしれませんが。

新卒3年後定着率100%

すごいですよね、新卒3年後の定着率100%って。美容室で目指したい内容でもあります。

「新卒社員が辞めない会社ランキング」

私のところへ毎月通ってくださっている全ての美容室さんに「定着率100%」という課題を伝えています。離職率ではなく定着率を意識しています。

 

スタッフが辞めない会社を目指したい。

その結果、本物の美しい決算書が出来るはず。

作った決算書ではなく本質の決算書。

成長する美容室とは

綺麗事かもしれませんが良いんです綺麗事で。たくさん採用してたくさん離職してしまう会社よりも、定着者が多く人が増えていく会社は従業員にとっても社会にとっても金融機関にとっても必要とされる会社になるはずですよね。

 

採用・教育・育成に本気で向き合う会社こそ高く評価されるべきで、資金調達力や財務力も必要ですが私は人ありきという考え方なので社員を大切にする会社を応援したいのです。

人と教育に投資できる会社は成長する

REPSS社の社長引退し新たに設立した会社はNAPIAS(ナピア)株式会社といいます。この会社は美容室の教育の設計(計画)を作り込む会社です。計画は夢への架け橋だと信じています。

 

私が取り組んでいる多くの美容室さんからの声では、今の時代に合っていると聞きますが、それは私にとって付加価値でした。私の取り組みは、新人の時間を無駄にしない事、教育の再現性がある事、毎年更新できる事など、複数の要素を取り入れて作り上げる教育の仕組みです。

 

教育に投資できるという事は、教育格差ができるという事に繋がります。投資とは多額のお金ではなく、時間の投資です。きっと皆さんできるはずです。現在1店舗の美容室も10店舗以上の美容室も同じ様に取り組んでいます。つまり、規模やエリアに関係ありません。

 

この記事をぜひご一読いただけたら嬉しいです。

美容師教育計画キャリアプラン@NAPIAS(ナピア)株式会社

 

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