世の中には影響力のある方がいます。SNSではインフルエンサーと言われていますが、私はリアルな人に影響を受けるタイプです。私の師匠としてメンターとして礎になったのはApple Japan元社長の山元さんです。
山元さんの元へは、講演会を聴いたわけでもなく、事前に本を読んだわけでもなく、外に学びに出ようと検索した結果、直感的にこの人だと信じきって飛び込みました。まさに直感でした。私の直感は間違っていませんでした。
直感力を信じてみる
山元さんと私の共通点は、いのしし年生まれのB型男くらいなものです。私には十分です。山元イズムを直接学び、音源を自ら購入して、通勤の車中でBGMの様に2年も3年も聴き続けました。自負していますが、山元さんの教えを、繰り返し繰り返し何度も脳に叩き込んだ私が日本一のリピーターだと思っています。
世界のトップリーダー、日本のトップリーダーから直接学べるというきっかけは、直感力と実行力だったと思います。模索も検索もろくにせず初速からトップスピードで山元さんに近づいていきました。
あれから数年が経ちましたが、写真の中の山元さんしか知らない人から、下道さん山元さんとどことなく似ていますねと言われる事があってそれはとても光栄で嬉しい事ですが、私にとって雲のはるか上の方ですから恐れ多くてニヤニヤとはしていられません。正直、「似る」という事自体は嬉しいのは確かなのですが、私程度では同じテーブルにも見合わないのです。
引き寄せの法則
何か縁がって繋がる人たちとは、引き寄せ合う何かが作用している様な感覚さえあります。私が担当しているお客様は皆向上心があって、修正能力もあって、時には失敗もあるけれど、失敗を受け入れられて、諦めない精神が強い方々が多いと思います。
私自身もお客様を見習って仕事をする事も多いし、会って話をしているだけで勉強になる事もあるし、一緒にいる時間にお酒を飲んでいないのに本当に一瞬の出来事の様に時間の経過が早く感じます。時間が早く感じるという事は、集中していたり夢中になっていたり、楽しかったり気兼ねなかったり、一緒にいて居心地も良いという事でしょうね。
引き寄せと相性
たくさんの営業マンを今まで見てきましたが、営業さんとお客様とはやはり似ている人同士が意気投合している様に見えます。
利他的な営業マンには、スタッフ想いでお人好しなお客様。
感覚的な営業マンには、クリエイティブ思考なお客様。
クールでドライな営業マンには、サラッとしたお客様。
理屈っぽい営業マンには、理論的思考のお客様。
お金が好きな営業マンには、利益で判断するお客様。
どこかで聞きましたが「お客様は自分の鏡」とはよく言ったもので、その通りに思います。
なぜか逆を求める営業マン
私は似た物同士が引き寄せ合うと思いますし、むしろ相性だって悪くはないはずなのに、自分と違うタイプのお客様を欲しがる人もいます。
クールでドライな自分なのに、情熱的なお客様を。
理屈っぽい自分なのに、クリエイティブなお客様を。
お金が好きな自分なのに、スタッフ想いでお人好しなお客様を。
これは一種の無い物ねだり的なものなのでしょうか。残念ですが、あまり結果を残せない営業マンも多い気がします。
お客様になって欲しい、自分がどうしても担当したいと思うのであれば、そのお客様が情熱的な方であれば自分も情熱的な人である必要がある。広く浅く自分を作るのではなく、どんなお客様をこの先ずっと担当したいのか。
面倒くさい
どこかの居酒屋で愚痴っている営業マンをたまに見かけます。
「面倒臭いお客さんがさ・・・」
私は内心、面倒臭いのはきっとあなたですよ、と心で叫びながら聞かない様にしています。
この面倒くさいという感覚は厄介です。営業マンにとって、とても厄介です。他業種でも同じ事がいえると思いますが、面倒くさいの結果は気が引けて相性の良いお客様に比べて手を抜く事に繋がりかねません。
もし面倒臭いなという事案や人に遭遇して、面倒臭いを口にしたら、どこかであなたはそう言われています。あなたが面倒くさい人だから寄ってくるものです。そして、どこかで誰かに面倒くさいと思われているでしょう。
いや別にどう思われても何言われても別にいい。そんな気にしないんで。
プライベートなら良いでしょう。しかし会社として先輩や後輩が存在する中でその思考が問題なんですよという事には、なかなか気づきづらいものです。あなただけが良い会社ではないはずです。
もし、「面倒くさい」という言葉を発するスタッフの多い会社に魅力があるとは思えませんからね。