Apple Japanの元社長の山元さんに学び・実践して今の私が存在している事は間違いありません。その学びの中に「自分より優秀な人だけ」というテーマがあります。この学びをいただく前までは、何となく良い人そうな素直な人、指示に対して頑張ってくれそうな人の採用が良いなと思っていました。
学びを通じて身に沁みた事は、自分より優秀ではない人を採用し続けたら、将来の会社は間違いなく弱くなっていく事に気付かされました。私より優秀な人。それはどんな人なのでしょうか?最近の田口は、私より優秀な事柄が多いと感じる事が増えて嬉しいなと思っています。
田口の吸収力
田口はREPSS社の2年生です。思考も言動も行動もまったく2年生には思えません。この表現は私からするとかなり高評価という意味です。年齢で言えば30代半ばで美容業界歴は長くて12年か13年でしょうか。
私は田口を見ていて、年齢なんてただの数字なんだなと再確認できます。吸収速度が本当に速い。25歳や30歳の若手より断然早い。そして、決断と実行力はREPSS社の中で1番ではないでしょうか。1年生の頃は、よくわからないまま突っ走った1年間だったでしょう。そして2年目。今では判断力も実行力も身につき、初速もぼちぼちついてきました。
初速とは物事を始める速度が早いという意味で、仕事が早い人の特徴でもある。仕事ができると言われる人は皆仕事が早い。それは効率とか段取りとか理論上の事ではなく、すぐに始めるだけでスタートが早いのと同じで、その結果後から追い上げる人より余裕をもって丁寧な仕事もできる事に繋がりやすい。つまり、初速が早いだけで武器になるんですよね。
私と一緒に行動を始めてから、私が望む速度感、好奇心、継続する力、実行力が似てきたと思いますが、彼はまだ2年生です。体験する場数や知識量を私が間違わなければあっという間に私を抜き去ってくれそうです。私の希望は自分より優秀な人を成長させる事ですから。
田口セミナー
先日、田口と一緒にセミナーに行き、私はサポート役で付き添いました。回を重ねる毎に成長したり失敗したりしながらも自画自賛したりして成長している田口を見ていると嬉しくなります。とても丁寧に話しているし、臨機応変も身についてきた感じがします。
私が注意したポイントは、マスクしながらの声のトーンと立ち姿。腕組みはだいぶ減りましたが、片足重心はまだ目につく。身だしなみは合格。流行りに関係なく、綺麗めなタイトなシルエットの服を意識して着る様に心がけます。たるんだ体を隠す様な服装ではなく、人前にでる仕事なら体を作るのも仕事のうちです。いろんな人から見られている意識をもって仕事をする。私はとても重要だと考えています。
比較対象は難しく感覚的ではありますが、BTPセミナーや教育論、BTPの実際の構築は、すでに吉里や千葉を追い抜いていると思います。その理由としては、経験している場数がとても多い事、伝えるという場面では上手な箇所をより良くしている事、美容師歴が長かった為に美容師さんの気持ちが私たちよりも理解度が深い事かなと想像します。
実は体力
田口だけでなく、REPSS社の社長や役員が入社数年の頃も身だしなみについては、同じ事を何度も何度も繰り返し話しました。あくまでイメージですが、外国人のかっこいい経営陣は朝からスポーツジムで汗を流したり、ランニングをしたりして体作りをしている感じがする。
私の学びの世界で「実は体力」という教えがありました。身だしなみの根底には体作りや体力作りは不可欠だと思うのです。体力が減少すると仕事のパフォーマンスも落ちますよね。劇的に体力を向上させる事は年齢を言い訳にすれば難しいかもしれませんが、体力を維持する事であれば努力である程度解決できると思います。体力だけなら、52歳の私と30代の田口さんと互角に張り合えるかも。
高価な服装でなくてもいいんです。体を鍛えておけばファストファッションですらかっこよく見えると思います。逆にオーバーサイズで弛んだ腹を隠す様なイケてないオヤジになって欲しくない。
年齢と共に体力が落ちるのはやむを得ない事かもしれませんが、それを言い訳にせず、せめて体力を維持する為にできる事をやっている人、それを継続できている人を案外と少ないのかもしれません。残念ですがREPSS社にはいません。
美意識は身だしなみ
田口はREPSS社の中で最も身だしなみや美意識が高いと思います。美に対して自己投資もする。REPSS社のおじさんたちが見習うべき事が多々あります。いつも見られている意識や、人前に立つときには役者になり切るセンス。そしてアナウンサーの様に淡々と且つ面白おかしく伝える技術は教えた訳でなく彼のセンスな気がします。
回を重ねる毎に上達するのは、誰にも見つからず練習した結果でしょう。ジョギングをはじめたきっかけが健康診断の結果だったり、私から横顔は二重顎になっているぞ!という指摘だったかもしれません。何がきっかけは分かりませんが、人は何か始める時に何かしらのきっかけがあるものです。