REPSS社の田口が聞いてきました。
「下道さんって天才ですよね」
「は?」
神保町で有名な街中華の三幸園で餃子を食べていた夜の出来事。入社2年の田口と会社の会長との会話です。
田口はまだ私の本性を知らない。サボるし怠けるし、気分屋だし自分勝手だし、好きなもの好きなだけ食べるし、本を読むのも苦手、大勢より少人数が良いし、こっそり昼寝もするし、電車の移動中や飛行機の移動中なんかぐっすり寝ています。バレない様に屁もこきます。
やる時は徹底的にやるし、さぼる時は完全ダメ人間。そのギャップはすごく両極端。
今の自分を作り上げたのは経験以外ないと思います。もちろんメンターでもあり師匠もいますが、そこで学んだ事はマインドの様な考え方や心構えについて学びました。それも大切な経験です。今出来ている事は、なぜ出来る様になったのか?これは弊社の営業にも美容師さんにも同じ事が言えるかもしれません。
出来る出来ない
なぜ出来ているのか?
最初から出来たのか?
どんな手順や方法で覚えたのか?
出来ない壁をどう乗り越えたのか?
出来ない事をどう聞いたのか?
どう教わったのか?
それで出来る様になったのか?
教育マニュアル?カリキュラム?行動?言動?文章?映像?私はいったいどう教わったのかよく分からない。完璧人間ではないから偉そうに人様に教える事なんて自分の経験談と知見を工夫して伝えるしかない。
自分に出来ない事がたくさんある。やるべき事をやっていない事もたくさんある。ずっと避けている事がある。それらをこっそりと棚に上げてしれっとできる風を装う。先入観は良くないけど、私はコンサルタントと名乗りたくない。私の経験と私を必要としてくれる方々の伴走者でありたい(プライベートでもランナーだしね)。自分が学んだ世界観や、実体験だけが自分だけのノウハウであって、その体験の積み増しで今がある気がします。
繰り返し同じ事を話す
学びの時間で「繰り返し同じ事を話す」という事がありました。同じ事を同じ意味の事を、言葉を変え口調を変え何度も何度も浸透するまで根気良く続ける事。自分でやってみせて、やらせて信じて見守り続けてちょっと口出しして。
なぜ出来ないのかという事に直面しても、誰にでも出来ないことのひとつやふたつはある。それを認められるかというより、それを受け入れられるかどうかの問題が実は大きい。受け入れる勇気を持てれば急激に成長するのにプライドが邪魔をする。そのプライドやらが、できる風の中身のない形式を作り上げてしまう事がある。
できる事を続ける
中途半端にやるんじゃなく徹底的に。そして苦手はバッサリと切り落とす。それが出来ないのなら、バッサリと誰かに任せる。
もし中途半端にやった感を出しても、その中途半端以上はない。ミラクルもない。100点満点に磨き上げておけば最大100点は取れるけど、結果というものはせいぜい80点だろう。けどね、80点程度に磨いちゃった時の結果はせいぜい60点止まりで、もしかしたら20点という事だってある。
人生一度きりだから私はいつも全力がいい。どう思われても全力で挑みたい。