禁止ワードは「難しい」。言葉で自分に蓋をしない。

経営者の中に「難しいですね」という言葉を、あまりにも軽く口にする人がいます。検討する前に、考える前に、無意識のように出てくるその一言。私はその言葉を聞くたびに、少しもったいないと感じます。

もちろん、本当に難しいことはあります。ただ、「難しい」と口にした瞬間、思考は止まり、可能性に蓋(ふた)がされます。その言葉は、相手だけでなく、自分自身にもブレーキをかけてしまう。経営者が発する言葉は、組織の空気をつくります。

難しいが軽く出る

「難しい」が口癖になれば、自らの動きを止める魔法の言葉で、進まない空気感が静かに根づいていくのです。

大切なのは、言葉を我慢することではありません。「難しい」と感じたなら「どこが難しいのか」「何が難しいのか」と言葉や思考を変換すること。そうすれば、対話は前に進み、育成の視点が生まれます。

経営者の仕事は、答えを早く出すことではなく、考え続ける姿勢を示すことです。

言葉は思考の入口。言霊として軽々しく使う言葉ほど、未来を左右します。

言葉で自分に蓋をしない。その意識が、組織と人を育てていくのだと私は思います。

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