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前編・続編では、美容師教育と育成の違いについてお話してきました。
・育成は教えることではない
・育成は構造の問題である
・役割 × 責任(期待) × 成果が揃った時、人は育つ
ここまで整理してきましたが、最後にどうしても触れなければならないのが「社長の役割」です。育成がうまくいかない時、現場やスタッフに目が向きがちですが、本当の分岐点は、社長が「何を決めているか」にあります。育成とは、仕組みを作れば勝手に回るものではありません。
仕組みは人が動かす
・誰に、どんな役割を任せるのか
・どこまでの責任(期待) を背負ってもらうのか
・成果が出なかった時、誰が引き受けるのか
これを決めるのは、いつも社長です。よくあるのが、「育てたいけど、失敗させたくない」という気持ちです。その優しさは、とても大切です。しかしその結果、
・役割を与えきれない
・責任(期待) を曖昧にする
・最後は何となくぼやかしてなかったことにする
この状態が続くと、人は育つ前に「受け身の環境」に慣れてしまいます。育成とは任せることです。そして任せるとは「失敗の責任(期待) を引き受ける覚悟を持つこと」でもあります。
社長の任せる覚悟
役割を任せるのに、責任(期待) だけを本人に背負わせると、組織は壊れます。逆に、責任(期待) を引き受ける覚悟がある社長のもとでは、人は安心して挑戦し、結果として育っていきます。
育成とは、スタッフを変えることではありません。「社長自身が、決め方を変えること」だと、私は考えています。
・どこまで任せるのか
・どこで止めるのか
・どこで責任(期待) を取るのか
この判断を避け続ける限り、育成は前に進みません。
美容師教育と育成の違い。最後に残るのは「社長の覚悟」です。
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