経営において、数字以上に大切なものがあります。それが「信頼の残高」です。お客様からの信頼、スタッフからの信頼、そして幹部や経営者同士の信頼。これは一朝一夕で築けるものではなく、日々の小さな約束や姿勢の積み重ねでしか増やすことができません。
信頼の残高が貯まっていると、多少の失敗や不具合があっても理解してくれます。しかし、残高が少ないと、ほんの小さな出来事で関係が崩れてしまう。美容室経営においては、この差がスタッフ定着率やお客様のリピート率に直結すると思いませんか?
では、どうすれば残高を増やせるのか。答えはシンプルで「約束を守る事」「任せ信頼する事」「利他の精神である事」に尽きると思います。そして経営者や幹部は、スタッフに対してこそ率先してこれを実践しなければなりません。背中で示すことが一番の教育だからです。
信頼の残高は、数字のように目に見えません。しかし、確実に組織の未来を左右する資産です。日々の言動が、その残高を増やすのか、減らすのか。経営者自身が自覚して動くことが、強い会社をつくる第一歩だと私は思います。