経営していると日々の課題は尽きません。売上のプレッシャー、スタッフ教育の悩み。考えることは山ほどあります。それでも私は「let’s have fun」どうせやるなら楽しもう、といつも心に言い聞かせています。
楽しむというのは、決してお気楽に流すことではありません。本気で取り組むからこそ楽しさを見いだせるのです。神保町にお見えになるいつものお客様との会話もそうです。「この前の旅行、楽しかったよ」と写真を見せていただく。そのやり取りに笑顔が生まれ、ただの仕事ではなく「人生を共にする時間」になる。そんな小さな瞬間に、経営の楽しさが隠れています。
もちろん経営には厳しい判断もあります。数字を追いかけなければ会社は続きません。しかし「どうすればもっとスタッフが誇りを持てるか」「お客様がまた来たいと思えるか」と考え始めると、不思議と苦労がワクワクに変わっていきます。
経営者自身が楽しんでいる姿は、必ず周りに伝わります。スタッフもお客様も「この場所は前向きだ」と感じてくれる。だから私は、苦労を抱えながらも笑い、仲間と未来を語り合う時間を大切にしたいのです。
let’s have fun。これは私にとって経営の合言葉であり、生き方そのものです。苦労の中に楽しさを見つけ、仲間と分かち合える時間を、これからも大切にしていきたいと思います。