経営していると、時に「なぜこんなに大変なのだろう」と感じる瞬間があると思います。スタッフの成長、売上の浮き沈み、お客様の満足度、家賃や経費。経営者は常に何かを背負っている存在です。しかし私は、その「背負うこと」こそが経営者の誇りだと考えています。
背負うとは、責任を持つことです。人の人生を預かることでもあります。スタッフが安心して働ける場をつくり、家族を養えるようにする。その責任を担うからこそ、経営者は孤独にもなりますが、同時に誰よりも成長できる立場でもあるのです。
私自身、これまで数多くの経営者の方と向き合ってきました。そこで気づいたのは、「背負うことを誇りに変えている人」ほど、仲間やお客様から自然と信頼されているということです。
背負うことから逃げるのは簡単です。フリーランスや委託という働き方は自由もあり、責任も限定的です。しかし経営者という立場を選んだ以上、背負うことからは逃げられません。むしろ「背負える自分」であることを喜びに変えていくべきなのです。
誇りとは、自分にしかできない役割を自覚することです。スタッフの夢を後押しし、地域に喜びを届け、お客様の笑顔をつくる。その源泉は、経営者であるあなたが背負っている責任そのものです。
だからこそ、今日も私は「背負うこと」を誇りに感じます。そして、同じように背負い続ける経営者の皆さんと共に、未来をつくっていきたいと思います。