自然体を演じる事を相手に気付かされない技術

自分が自分でなくなる様な気がする。そもそも自分とはどんな人なのか。自分がやりたい事をやりたい気持ちが強い人なのか、人の役に立つ事がやり甲斐なのか、どんな人なのか。作り笑いもいずれ自然となる様に、笑顔の練習、愛嬌の練習、姿勢の練習を行う人は案外少ない。

私は30代の頃、鏡に向かっていろんな表情の自分を眺めていた。眉間にシワを寄せる顔、ひきつった笑顔の顔、無表情の顔。

1億2,000万人以上の日本の人口の中で、ご縁があってお会いできた方に対して、どんな自分でいるべきなのか。本当の自分は怠け者で面倒くさがりで、言葉遣いは雑で、態度も姿勢も、何なら学歴も良い訳じゃない。そんな本当の自分の事を知らずとも、ご縁が合って会えた方に対して、どうあるべきなのか。

俗にいう、飾らない自分、自分らしい自分、そんな自分のありのままがベストなのか、お客様にとってどんな相手に見え、この人ならと選んでいただけるのか。自分を作り過ぎず、一言でも言葉を添える意識をしたのは「高野さんの本」を読んでからかもしれない。

自然体を演じる事を相手に気付かされない事は技術です。つまり、仕事として応対力を上げるのは技術であり習得ができる。学ぶ事が目的になり、身につける事を頭で理解している内は技術とは言えない。1を学び8の練習をし結果の1を作れる。いろいろ学ばない。信じた1つを身に付け、使いこなせるまでやらないと、全て中途半端となる。

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