あの人の印象とあの人の余韻

ある時、弊社の照井と食事をしている時に、印象余韻の話になりました。私はソニー時代に、とても怪しい風貌で怖そうな表情と服装と車で仕事をしていました。好みでしていたわけではなく、私なりの戦略だったんです。初見ではその怖そうな風貌から最高の笑顔と気配りと心配りをし、熱量もあり説得するには十分すぎる程の知識を身につけ、商談に挑んでいました。

恩を仇で返さない

口先だけの詐欺師はいるのでしょうけど、私には恩があります。私を支えてくれた多くの方々のお陰で生きてこれた恩があります。その恩を仇で返す人間にはならない。親から、後ろ指を差される人間にはなるなと教わって生きてきました。時に濡れ衣と分かっていても、すみませんと謝ってその時間、歯を食いしばって過ごした時もありました。忘れもしません、あの広告会社のたぬきオヤジの名前だけは。

好印象から始める仕事はその先の期待値はさらに高まります。ハウツー本に第一印象についての本もある程良いことなのでしょう。だから私は真逆の戦略で、ギャップを作りにいきました。一見怪しいけど、という前振りが記憶されやすい。前提があると覚えてもらいやすい。どの様な印象を持たれ、その様な余韻があったかは、ご本人様しか知る事はできませんが、その結果、27年間の間、基本は全てご紹介で仕事が繋がってきた事実があります。

セルフブランディング

丸い感じ、柔らかい感じ、ナチュラルな感じは今っぽいかもしれません。一方でとんがった感じは少数にしか刺さらないかもしれません。しかし、刺さるのです。先の丸い感じは刺さらないと思うのです。大勢からの人気集めより、少数の熱烈なファンを作れたら、同じくらいアンチは登場するかもしれませんが、私はファンを大事にしたいのです。

第一印象を高めていった方が良い?損している?

大丈夫です。第一印象は良いに決まってるでしょうから何も否定する事もありません。私は私の実績に基づいて思うところ言語化しているわけですから。

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