美容業界の2月は閑散期と言う言葉を聞きますが、できれば閑散期の谷はあっても小さい方が良いんですね。無ければもっと良い!そんな時期に、予定では13回のシリーズに分けて、営業職の仕事理論を書いていこうと思います。私は営業理論を美容師さんにも通ずるところがあると思うし、応用出来ると思います。内容はREPSS(レップ)社の教育理論に基づいた、本来社外秘を公開しますので、ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいなと思います。
営業の仕事を中心に記述されますが、美容師の皆さんは美容室の教育に置き換えて、頭の中で強くイメージしながら読んでみてください。必ず自分たちに置き換えてくださいね!
教育の大枠
REPSS(レップ)社では基本的な考え方として新卒採用は行っていません。即戦力の中途採用を中心に新人教育をし、前職の経験のアップデートをするべく、REPSS(レップ)社としての営業の基本的な思考・方法を伝えています。この記事を読んでいる美容師さん、営業職の方、営業会社の方々の会社では、どのような教育がありますか?
弊社は日本全国の同業社の中では、最も高い生産性を維持できていると思います。その教育の基本形は私がソニー時代に学んだ「BTP」という仕組みと、社長職の半ばに学んだ「覚悟」を元に、ある意味いいとこ取りをしたコンテンツと、営業の原理原則を学んでいただき、REPSS(レップ)社で未来を描けるように成長していって欲しいと考えています。
教育の類似
会社には教育があって「あたりまえ」と思う方も多いかと思います。もちろん美容室でも、教育が無い雇用系の美容室はほとんど無いでしょう。では、美容室での教育や、営業会社はどうでしょうか?どの様な教育があるのでしょうか?入社して間もなく営業会社なら仕事を見せると題して「同行営業」?商品知識を詰め込む為のデスクワーク?
営業という仕事、美容師としての仕事の在り方・やり甲斐を新人に説明する事はできますか?美容師さんに置き換えると「カットを教えられないスタイリスト」では困るのです。
実は営業という業種で、仕事を教える・説明できる人が意外と少ない事に驚きます。もし先輩である私達が、実は教える事に迷いがあったり、実は曖昧な「感覚」で仕事をしているとすれば、教育を受ける新人は入社した後すぐに、大きな不安を抱える事になりかねません。その「感覚」とは人それぞれに違うからです。
仕事を新人(新卒でも中途でも)に教えるという事は、別の意味合いで考えると、先輩社員のアウトプットでもあります。先輩が教えた通りに新人は育ちます。その新人の能力や努力も確かに僅かながら成長の速度の違いはあるかもしれませんが、私達が後輩を見守り、共に成長する。その覚悟がもし少し弱かったとすれば、考えていた通りに育たなかったり、離職する原因は私達先輩にあるかもしれません。
営業という仕事、美容師という仕事の楽しさや、やり甲斐を新人に正確に伝える為に、それは美容室でも同じ考え方ではないか?と思いながら、このシリーズ記事を書いておきます。
BTPとは
複数の美容室にBTPを伝えていますが、復習の意味を含めて書いておきます。「BTP」とは、Basic Training Programの略です。これはソニー時代に学んだ「BTP」をREPSS社独自の内容に作り変えて、REPSS社で営業活動をする上で必要な事や基本的な事を学ぶ時間です。
美容室なら、入社間もない新人をイメージしてください。ここでは営業会社を例にします。仮に「同行営業」をイメージしてみてください。その同行をする前に「何の目的で」先輩はお客様と会うのか?という目的も分からずに単に同行で「見せて」も、新人にとって「なるほどすごいですね」みたいな感想がかえってきそうです。先輩は「どうだ?何となく分かったか?」の様な、見せて教えた気分になりそうですね。
教わる人は「なるほど分かりました」「ありがとうございます」をさほど理解もせずにセリフの様に言う。
教える人は「すごいですね」「ありがとうございます」という言葉に満足。
これでお互いのコミュニケーションは成立してしまいます。
会社としては「実力」を上げたいのです。その「実力」を上げる為に、集中して「独自のBTP」という基本原則を学んでから仕事に取り掛かる事で、初期のトレーニング期間には生産性を生めなくても、会社が時間と費用を教育という投資をする事で成長リターンを作り上げたいのです。
ここまでのまとめとこの先
上記の様な構成で、この先たくさんのコラムを発信します。それらを一気に公開しても良いのですが、膨大な文字量になるので小分けして発信することにします。そうしないと多分疲労しますのでw
全てを繋ぎ合わせると、営業教育も美容師さんの教育もほとんど同じだという事に気が付くでしょう。カウンセリングにきっと役立つと信じて、この先のコラムを書き続けたいと思いますのでお付き合いくださいね!