成長の実感をどんな時に感じますか?美容室社長さんであれば、どんな時に成長したと実感しますか?美容師さんであればどんな時に成長したと実感しますか?営業マンであれば、どんな時に成長したと実感しますか?
出来ない事が出来た時ですか?
学んで知識が増した時ですか?
先輩から褒められた瞬間ですか?
実のところ私は、成長の実感というものがあまりありません。皆さんはどんな時に感じるのかな?
恵まれた環境
整った環境に生まれ育った人や、整った環境の会社に入社する人を私はこの先大変だと思っています。つまり「困難なく生きていける」わけですよね。これはその人たちが悪いのではなくて、その環境が良くないという事です。嫌な事はイヤー、嫌いな食べ物は食べたくない、成長とは程遠い環境で人は成長するのでしょうか?
成長しなくても生きていけるなら成長する必要すらないのでしょうか?だとしたら私の疑問が増えます。
環境が整いすぎていて、自分で目標を決めなければならなかったり、自分で山や谷を作らなければならない。中には目標を作る事が苦手だったり目標を無視するみたいなおぼっちゃまが出現する始末。
私が石井とREP有限会社を作った時は期待以外何もありませんでした。期待以外の何もないから作れたのかもしれません。困難の連続でした。今まで何人もの離職者もいます。しかしその会社は20年目を迎えています。つまり継続には困難が栄養だという事です。
困難やプレッシャーをあまり経験できない環境の中で成長させるには、成長の実感を感じさせるには、成長の邪魔をしな事、夢や希望がある事。もし本人にとって夢や希望がぼんやりしているのであればチャンスです。
成長の実感
自分の中で成長を解釈してみると、好きじゃない食べ物をあまり良い印象のない食べ物を恐る恐る食べてみてやっぱり美味しくないなと頭で感じながらもいつの間にか食べれる様になったパクチーの克服であったり、1日では出来ない様な何日もかかる困難な事を日数も時間も掛けて完成した時だったり、人前で話す事がとっても苦手だった事が練習や経験を経てまったく上がらなくなりプレッシャーを感じない鈍感な自分になれた事だったり。
つまり、困難な事を時間を掛けて乗り越えたり、プレッシャーのある場面から逃げずに何度も経験していく事で慣れみたいなものが経験として積み上がっていったりする事を成長という風に置き換えているのかもしれない。だから、その場その場での実感というものがあまりないのかもしれません。実感するのに時間がかかるタイプなのかも。
美容室社長や幹部なら知っておいて欲しい事があります。それは、困難やプレッシャーは長期で克服するレベルのものですよ。短期で解決する程度の事なら「だから何」で十分です。