自分にとって会社にとって正しい向きとは、必ずしも100人中100人が共感してくれる事は少ない気がします。イエスマンに囲まれた環境なら何を言ってもイエスですから、それが正しいとされるのでしょう。違う意見が出てくると、一見受け入れる風な共感は実は火種になりやすい。社長業をしていると感じた事はあるでしょう。それを理解しつつ突き抜ける推進力のある社長は結果を出している事も事実で、なんか少し良い人風の社長は、悩みやすい傾向がある気がします。
社員にとって、社会にとって、その会社の存在する意義は何か。その会社が成し遂げたい事は何か。社員と協力して成し遂げたい事は何か。社長が成し遂げたい事は何か。それらは、必ずしも100人中100人が共感していなくても、意義や事を成し遂げる事が社員の幸せに繋がっていたり、社会に影響を与えると強く信じる事が出来ていれば、それに向かう推進力は力強くなるはずです。
その過程で、社員に理解されない事がたくさんあります。社員の離職で気持ちが落ちる事があります。それらは、自分と全く同じ人間でもなく、全く同じ考えでもなく、全く同じ人生を歩んできていないからこそ、お互いを理解し合える訳ではありません。違う人としてお互いが存在するからこそ、時に離職があったり、時に入社があったりする事がバランスなのかもしれませんよ。