新しい血は若い血とは限らない?

最下段文章は、私が大好きなバリバリの外資系上場企業社長さんのヒトコマです。この社長の発想や考え方を通じて私が想うところは、新卒採用後の「意識付け教育」の重要性を感じます。人生ではじめて入った会社はその先の未来に大きく影響があったり、皆さんも最初に入った会社で教わった事が今の自分の基盤になっているなと感じる方もいるはずです。

美容業界では新卒採用のハードルが年々上がる中で、神保町へお越しの皆さんに限っては採用が絶好調の美容室も多くあります。新卒採用と中途採用の両方を必要としている事が実際なところで、他社の退職者を採用するとなると異なる何かが入ってくるという事ですよね。「中途採用BTP」の準備は出来ていますか?

技術と同等に、価値観教育や理念方針の共有共感納得はこれから益々重要性が高まると私は思います。下記メッセージ中にある「新しい血とは別に若い血とは限らない」。私が顧問的立ち位置で担当している美容室には、すでに私の新しい血が流れているのかもw

 

「今の若い社員さん、いわゆるZ世代にはみなさん幹部社員さんの世代の価値観は通じません。例えば“俺が若い頃は2晩徹夜して—-”などという話は、若い社員たちには不快感を与えるだけですし、下手するとパワハラになりますのでやめましょう」

と講演会で人材開発コンサルタント。なるほど。ふむふむ。最近はもうそーなんだ。よし、ワシの結論出た。そんな若い社員は雇わなけりゃいい。これからは新卒採用はやめて、価値観や常識が同じ世代を中途採用する方針に雇用方針を変える。いらねーよ、そんな若いだけの変な社員は。なんで会社が若い世代の従業員の常識に合わせにゃならんのよ。会社が合わせなきゃならんのは、顧客の常識である。

そして、会社は学校じゃない。仕事や自分が目指した事業の成功を通じて、自助努力した者だけが結果として成長できる場である。何度も言う。成長は結果であって目的ではない。商売の成功のルールに、古いも新しいもない。時代が変わろうが世代が変わろうが、人間の本質や欲求は変わらない。

会社は似た者同士が集まって頑張った方がうまく行くし儲かるし、結果的にみんながハッピーになれる。もちろん新陳代謝は大事で新しい血は入れた方が良いが、新しい血とは別に「若い血」とは限らないし、全然そうでなくても良いのだ。Z世代がいけないと言っているのではない。交わらない価値観を交わらせようと考える事が会社の目的ではないと言いたいだけだ。価値観が同じ者同士がやればいい。合わない人間は、合う場所を探せばいい。そう言う意味では、雇用の仕方を再考すればそれでオッケーだ。

そっちの方がみんなが楽しく仕事ができる。会社とはあくまでも「営利最大化追求組織」であり、それ以上でも以下でもないとワシは思う。

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