褒めるで30%程度生産性が上がる

哲学者の一ノ瀬正樹さん。あまり存じ上げないかもしれませんが、経歴をみると別次元の人の様。一ノ瀬さんの著書を読んでみても、私程度のIQではついていけません。けれど、なんだか面白い。

一ノ瀬正樹さん。

心はどこに存在するのでしょうか?心臓の様な臓器とは別に、心や気持ちの話は日常的にありますよね。その心や気持ちはいったいどこに存在するのでしょうか?哲学者の著書に目を通すたびに思う事がある。変人は面白い。

褒める行為は人の気持ちを良くする作用があるはずです。私には経験があります。先輩に褒められたり、人から褒められたり、お客様から感謝をいただいたりすると、気分が良くなってもっと頑張っちゃう。逆に、意見が合わない話が噛み合わない、悪口や陰口が耳に入ると嫌な気持ちにななる。

仮にどちらの場合でも行動に出るとしたら、どんな行動をしますか?良い気分な時の行動は、もっと良くしようもっと頑張ろうと前向きな印象です。一方で、後者の嫌な気持ちの時はどうでしょうか?行動が止まるという行動であったり、恨みを晴らす行動なのかもしれません。

褒める行為で30%程度の生産性向上の実証が前野隆司さんで、その実証は幼稚園?だったかどこかの学校で行われた結果、学力が上がり、教職員の残業時間が減った結果だったそうです。なぜならば、問題が起きづらい事で労務時間の短縮に繋がったとのこと。

労務状態を良くする為に「順番」を間違えると、違う方向に向きます。例えば、年間休日を減らす事や他社比較での給与設定など。ここから入る事が改善だと信じていると、給与が高くても離職率は変わらず、休みが多くても社内環境が良くなる事に繋がりづらいそうです。

環境整備も大事ですが、その前に挑戦する事がありそうです。先の学校改革の方法は、校長先生が教職員に対して、徹底的に褒め続けた事から改革は始まった実績があります。費用ゼロ、今日から始められる事に思えます。結果的に生産性が大きく向上するならば、褒めて伸ばす方法も良さそうです。

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