「すごい走ってますよね」。プライベートのSNSではランニングと柴犬のことだけを発信している事から、走る事が大好きを通り越していると思われても仕方ないような、よくそんな走る時間ありますねと聞かれる程、きっと皆さんにはそう見えるのでしょう。
元々は長距離なんて大嫌いで全く走る人の気持ちも分かりませんでしたし、今でも楽しくて楽しくて仕方ないなんて思っていません。むしろ修行。
走る理由は後から付ければ何とでも言えますが、53歳のおじさんにもなると代謝も体力も、何もしなければ落ちる一方で、腹は出るし体型は崩れ着たい服も着れなくなり、おしゃれで着るオーバーサイズではなく、おじさんが若者風を装うと、サイズを間違っちゃったおじさんになりかねない。
美容師さんにとっては、50歳で今の仕事量を続けられないと聞きますが、それは体力的な事なのか、トレンド的な事なの分かりませんが、本当にそうなのでしょうか?美容師という仕事が大好きなら、もし体力が原因なら、仕事を続ける為に体力作りも仕事のひとつだと思います。
私の周り同業界の経営者は体力よりも、なんと「気力」が落ち着いてしまって、スローダウンという私から見ると、老けたなとしか思えません。気力も体力も落ちてしまう前に、顧客満足度を高め続ける為に、仕事も運動も強制的にスケジュールを入れ、それを完璧に実行する事でお客様の満足を高め続けたい。
山元さんから伝授いただいた法則の中に「実は体力」というテーマがあり、体力がない人は集中力も短い、長時間の会議では体力がついていかないなど、体力の低下を年齢にせいにし言い訳は通用しませんと教わりました。ここぞという時の瞬発的な体力、長時間継続できる持久的な体力を総称して、仕事に必要な「重要なスキルはまず体力」があると言う事です。
私が走る理由には、一石三鳥ほどの効果やメリットがあると感じています。まずは体力の維持。ランニングは持久力ですから早く走るよりも長くな走る事で持久力がつく。そして自分と向き合いながらやり抜く力を備える。その上で体型を維持できる、付加価値として頭の中や考えがすっきりする感じもある。
100キロマラソンやトライアスロンの参加者に経営者が多いのも理解できます。急激に体力を上げる事は難しくても、日頃からコツコツと積み上げられる事はひとつの素質でもあり努力でもあるでしょう。
経営者や経営陣が自ら体力の向上に向き合うと、会社にも体力がつくでしょう。